【ドローン撮影】許可申請方法とおすすめ機種&操縦テクニック
「ドローン撮影映像作品コンテスト」って知ってますか?ドローンで空撮した3分以内の動画の芸術性や技術を評価してグランプリを決める大会なんです。
2019年のグランプリ受賞作品が下記です。
どうです?かっこキレイですよね!
今回はドローンの撮影について、始めてみたいと思っている人向けに知識とおすすめの機種、簡単に出来る操作テクニックを紹介します。ぜひ参考にしてください。
ドローン撮影に許可は必要?
ドローンを飛ばす際にはいくつかの法規制があります。
「航空法」で規制されている場所は国土交通省に申請書を提出して許可を受ける必要があります。
規制されている場所は地上や水面から150メートル以上の上空や空港周辺、人口が集中している地区になり、飛行には申請が必要になります。
ドローンを飛ばす時間帯は日中から日没までになります。夜の飛行と人や物から30メートル離して飛ばすことができない場合も申請が必要となります。
お祭り等のイベント会場やドローンでの危険物の輸送、物を落とす場合も無許可で行うことはできません。
航空法以外の規制
航空法以外にも規制は存在します。
- 国内の諸外国在外公館や国の重要な施設
- 原子力事業所等の周辺
- 個人が所有してる土地の上空
- 新幹線の上空
- 高速道路
これらは飛行が制限されています。電波法に外れていないか等も注意する必要があります。撮影の許可を申請する際は、書類を持参するか郵送する必要がありますが、オンラインでも行うことができます。
ドローンの撮影許可をネットで申請!
ドローンで空撮するためには撮影場所での飛行許可を取得する必要があります。2018年4月からはオンライン申請ができるようになっています。
ドローン飛行許可のオンライン申請は国土交通省のWebサイト内「ドローン情報基盤システム」から行います。
申請方法
- 申請者情報の登録、IDとパスワードの発行
- ログイン後、機体と操縦者の情報を登録
- 飛行する時期に申請書を作成し提出
上記が簡単な申請方法になります。審査を通過すると許可書が2種類発行されるので、パソコンにダウンロードしておきましょう。
2種類の許可書は電子許可書と紙の許可書の写しです。紙での発行は地方航空局や空港事務局に返信用封筒を送れば許可書の原本が郵送されてきます。
ドローンの飛行をめぐってトラブルがあったときのためにも紙の許可書を保管する場合は必ず原本も取り寄せるのが良いでしょう。
ドローンの操縦について政府が免許制度を2022年にも設ける方針を固めました。
操縦者の目の届かない距離、市街地上空等危険を伴う利用には免許取得必須にする方向です。
【詳細】
ドローン操縦に免許制度へ、政府 22年にも、学科と実技試験
空撮初心者におすすめ!低価格高性能「Tello」
ドローンの撮影におすすめなのが「Tello」です。
Telloはトイドローンですが高画質な動画を撮ることが出来ます。料金も定価12,980円から購入ができお手軽です。
重量は80グラムと軽量です。大容量のバッテリーをもっているため長時間撮影することもできます。空撮初心者の方に人気の安心して使えるドローンです。
またTelloの重量は200g以下のため「航空法」の適用外となります。都道府県の条例や航空法以外の法律は守る必要がありますが初心者の方でも扱いやすいドローンになります。
Telloは自動撮影や360度撮影等様々な撮影方法ができるのでトイドローンの中でもとても高性能です。
コントロールはwifiに接続したスマートフォンやタブレットで簡単に操縦ができます。家の中でも撮影することができるので、練習する場所に事欠かないので助かります。
Telloは子供から大人まで楽しむことが出来る、楽しいトイドローンです。今まで撮ることが不可能だったアングルの写真やびっくりするような動画も簡単操作で映せるのでぜひ試してみてください。
ドローン撮影の基本テクニック
ここからはドローン初心者の方向けに簡単な撮影時に意識する操作方法を紹介します。
操作はゆっくり
ドローンを使って撮影を行うときはゆっくり行います。ドローンのコントローラーは急激な操作を行うと挙動に勢いがつきすぎて意図せぬ方向にオーバーフライしてしまう可能性があるからです。
「車は急に止まれない」と同じように摩擦のない空中を移動しているドローンは車以上により一層急停止や方向転換が苦手です。「操作はゆっくりを」心がけましょう。
「写真や映像がぶれやすくなる」という観点からも操作はゆっくり行うのがおすすめです。スリリングな演出を表現する場合など、あえて急激な操作が必要な場合以外は急激な操作は避けるように操縦します。
「ゆっくり動かす」の目安は人が歩く速度の半分ほどのイメージです。それくらいの速度でドローンをコントロールするときれいな映像撮りやすくなります。
そのような速度の実現にはコントローラーのスティックが傾いているかわからないくらい緩やかに動かすくらいの感覚になります。
ドローン操作が慣れないうちはとにかくゆっくり操縦しましょう
八の字飛行
操縦の基本となる「八の字飛行」を身に付けると空撮の幅がぐっと広がります。
この「八の字飛行」は実際の航空操縦でも最初に学ぶ飛行方法です。バランスよく上空で旋回移動をするために必要な操縦になります。
ドローンは4つのプロペラで滞空することが可能なので実際の飛行機でおこなう八の字飛行よりも簡単にできます。
実際に八の字飛行をおこなう方法としては、始めに高さ3mほどの位置にドローンを上昇させ自分から約10m前進させた位置までドローンを飛行させてそこからゆっくりと1時の方角へとドローンを進め3時を目指します。
7時、5時とドローンを移動させ再び1時に戻れば八の字飛行の完成です。初めのうちは綺麗な八の字を描くのは難しいです。しかし練習を重ねていくうちに短時間で移動ができるようになります。
始めはドローンと一緒に自分も移動をし、慣れてきたら液晶画面のみを見て練習していきましょう。
ドローン撮影を依頼する方法もあります
ドローンを持っていない、技術に自信がないという方はドローン撮影を外注する方法もあります。
本格的な空撮は操作に慣れていたり距離感を掴む必要があったりと操縦スキルが必要となることも多くあります。ドローン撮影はすぐ出来るわけではなく、技術を習得するまでには実は時間がかかってしまう点がデメリットです。
綺麗な画像や撮影のためには機材や性能の良いカメラを用意する必要があるのでプロに撮影を依頼する方法も存在します。
自分で撮影するよりプロの方が圧倒的に撮影に慣れていることもあり目的に応じた撮影をしっかり納品してくれます。
外注で任せる形になりますが撮影をするための目的を明らかにすることから始めるのが一般的になります。
- 記念撮影
- PR素材
- 記録用
上記のような目的以外にも様々ありますが、外注に任せて実現できるかが肝要です。
より鮮明で綺麗にドローン撮影をしたいという目的であれば予算を決め、現場で実際に外注の方との念入りな打ち合わせを行うことから始めます。
どのくらいの金額で発注するのか見積もりの打ち合わせも重要になります。
ドローン撮影の料金と相場
ドローン撮影の料金と相場に関しては事前に確認をしておくことが大切です。
ドローン撮影の料金相場は撮影する場所や依頼する会社によっても異なりますが写真の場合はおおよそ3万円から10万円前後になります。
動画の場合は3万円から15万円前後が一般的です。
また飛行回数や拘束時間やや撮影地への移動の都合で撮影以外にもっと費用が発生することもあるため見積もりをしっかり確認することが大事になってきます。
このようにドローン撮影の料金と相場は利用する機材や拘束時間などによって違いがあるので依頼する場合はよくチェックしましょう。
ドローン空撮を依頼できる企業例
まとめ
ここまでドローン撮影について、
- 許可申請方法
- おすすめドローン
- 必要な操作技術
- 外注について
上記の内容をまとめました。記事内で紹介したTelloは低価格ながら本当におすすめのドローンになるので撮影したいと思っている方以外もドローンが欲しい!という方は入門用に購入することをおすすめします。
周りや安全に配慮して素敵な写真や動画をドローンで撮影しましょう!